長時間露光撮影において光漏れは頻繁に発生し、様々な箇所から漏れます。長時間露光撮影時にFirecrest 13Stopまたは16Stopフィルターを使用した場合に、カメラ本体からも光線漏れが発生し、積み重ねたフィルター間を通過する光からも光線漏れが発生します。光線漏れを防ぐために一般的に取れる対策は下記のとおりです:
NDフィルターはレンズの最も近で使用するのが最適です。これにより、画像を劣化させる原因となるNDフィルターの後ろ側の反射と光線漏れを減小します。フィルターに光線漏れ防止のスポンジがあれば、スポンジのある方をレンズに向かって設置して、フィルターとホルダーの間に遮光用シールを使用してください。フォーマット-ハイテック社が製造したホルダーシステムの後部スロットに追加スペーサがあるかもしれません。このスペーサは4mmのガラスシネマフィルターを使用するためにものです。特に光線防止スポンジが付属しているNDフィルターを使用するとき, 前後にスポンジを使用してみてください。
ホルダーシステムの後部スロットに2枚のフィルターを積み重ねることが可能です。ホルダーシステムの上のねじを緩めて、スロットの中に二つのフィルターを挿入してください。お手持ちのフィルターに光線漏れ防止スポンジが付属している場合、両方のフィルターのスポンジを後方のレンズに向かって設置するのが良いです。後部のフィルターとホルダーシステムの間、そして前と後ろに装着したフィルターの間にも遮光用するようにします。これにより、フィルターの後部とホルダーシステムの間に、そして、フィルターの前後部分間に遮光用シールを作ることができます。
います。これをフィルターに取り付けて、光漏れを防ぐことができ、アルミニウムホルダーにしっかり取り付けることができます。遮光スポンジを取り付けるのは簡単です。柔らかい布の上にフィルターを置き、遮光スポンジの裏紙を取り除いて、ご希望の場所に張付けてください。
遮光スポンジを使用しない場合、最初に遮光スポンジを穏やかに取り除きます。残った粘着剤は中性洗剤を使用しぬるま湯に浸すことにより除去できます。
各種のカメラでNDフィルターを使用する時にはそれぞれの方法で対応します。何枚ものNDフィルターを使用する時、フォーカスとホワイトバランスを設定する時に、ホルダーを外して調整してください。そして、露光を行う前にホルダーを取り付けて使用してください。 しかし、カメラのライブビューが適度の強度NDを通して見ることができる場合、カメラにフィルターを装着した状態で、フォーカスとホワイトバランスを調整してください。これによりレンズをぶつけたり、フォーカスリングを動かしたり、またはフレーミングがずれるのを避けることができます。
フィルターのステージは真ちゅうのねじで取り付けられています。 ホルダーシステムの前面に突出する長いネジは、ワイドレンズでケラレを発生する可能性があります。1つの手法は、ネジを逆から取り付けて、余分なネジを後方に突出させることです。ホルダーシステムを取り付け・取り外すときにお持ちのレンズの前部の部品に傷を付けないようにご注意ください。