FORMATT HITECH

材料


Material

フォーマット-ハイテック社のフィルターの製造には基本的に三つ種類の材料が使用されています。

Firecrestガラスフィルター | 樹脂フィルター | 伝統的なガラスフィルター

Firecrestガラスフィルター

Firecrestとは、ガラスフィルター用のマルチコーティングであり、市場の技術的に優れているフィルターの製造技術のことです。Firecrestプロセスは、反射防止、優れた耐スクラッチ性および撥水性のあるハードコーティングプロセスです。最も重要なのは、Firecrest技術を使うことにより、当社の技術者は光線スペクトルの特定の周波数を変更するような前例のない制御をすることができます。これにより、紫外線、可視光 線スペクトル近赤外および赤外の減少に適合したハイパーニュートラル NDフィルターを製造できました。Firecrestの偏光(PL)フィルターおよび紫外線(UV)フィルターの新製品を製造するためには同様の技術を使用しました。一般的にFirecrestフィルターはショット社製白板またはアサヒガラス社製ガラスを使用しています。

伝統的なガラスフィルター

伝統的なガラスフィルターとはFirecrestマルチコーティングを必要としないフィルターです。これらのフィルターは、カラーグラデショーン、映画用効果、および特殊フィルタを含みます。ほとんどの写真用のフィルターは、現在Firecrestで作られています。伝統的なガラスフィルターは、一般には映画用に使用されます。フォーマット-ハイテック社のガラスフィルターはショット社製スパー白板ガラスおよび利用可能な最高級の光学ガラス材料から製造されます。フィルターの効果(色など)は、結果の一整合性と密度の精度を確実するために、高度なコンピュータ制御の製造装置で製造されています。次に、表面平坦性は、業界で最高であることを確実にするために、フィルターが非常に高い公差の元で研磨されています。シネマカメラを流し撮りする時に表面平坦性は、歪みの波が見られないことでも確認できます。

樹脂フィルター

ガラスは樹脂よりも優れているという誤解があります。フォーマット-ハイテック社の樹脂フィルターは平面製に優れ、優れたコントラストを持っており、可視光スペクトルに対して完全に透過的です。実際には、伝統的なガラスフィルターは、ガラスとの間に光学特性を持った樹脂フィルターを挟んで製造されています。フォーマット-ハイテック社の樹脂はいずれの非ガラス光学材料と比べ、耐スクラッチ性に優れ、溶剤、化学薬品、老化、素材疲労に対し抵抗力があります。耐久性、軽量および可搬性に優れている樹脂フィルターは、写真家やデジタル一眼レフによる動画制作者のための素晴らしい選択肢となります。樹脂フィルターは当社の独自のAbsorbing Cell Technology™ プロセスを使用して染色されます。

Firecrest NDテスト結果

当グラフは映画芸術科学アカデミー(AMPAS)で実行された独自のテストの結果を示します。テストでは、フォトリサーチ社スペクトラスキャンの製品、モデル705分光放射計を使用して硫酸バリウム製のスペクトル ターゲットから反射されたタングステン光のスペクトルパワー分布を測定しました。結果をグラフで表示します。波長(単位はナノメートル)をX軸、放射輝度(単位はワット毎ステラジアン毎平方メートル)Y軸に表示しました。

第1のグラフでは、黄色の線は、硫酸バリウムターゲットから反射したタングステン光のベースラインの表示数値を表します。当グラフは、ProStop IRND(緑で表示)とFirecrest ND(青で表示)の両方の優れた透過特性を示しています。両方のフィルター特性は、ほぼ平坦と評価できます。

第2のグラフは、タングステンのベースラインの表示数値を除去し、Y軸にズーム・インして2つのフィルター間の差異を強調します。精密検査の結果として、グラフは、730nmのマークの周りの赤外スペクトルの中立減衰に戻る前に、ProStop IRNDは強く、近赤外スペクトルを減衰させています。Firecrest (青で表示)は、700nmのマーク付近で赤外線エネルギーを排除する前に、可視光スペクトルは完全に直線的に移行します。ProStop IRND(IRNDの透過の前のベンチマークがある)に比べて、Firecrest NDが示す性能は革命的です。Firecrest NDはデジタルセンサー用のNDフィルターの未来形です。この結果は、試験データで確認できます。この新しいFirecrest NDフィルターの特性はカメラのメーカーやモデルに関係なく驚くほどニュートラルです。